正解を2つ選んでください。
正答3・5
解説
正解は3と5です。
鍍銀染色は、銀の化合物を組織に作用させて還元し、黒色の金属銀として沈着させる染色法です。
用いる銀液の種類(アンモニア銀、メテナミン銀、硝酸銀)で染色法を区別します。
【選択肢別解説】
1:× 過ヨウ素酸メテナミン銀〈PAM〉染色は、アンモニア銀ではなくメテナミン銀を用います。
腎糸球体の基底膜の観察に使います。
2:× Kossa反応は硝酸銀を用いてカルシウム沈着部を黒く染める方法で、アンモニア銀は使いません。
3:○ 渡辺の鍍銀法はアンモニア銀液を用いる染色法で、細網線維(格子線維)を黒色に染めます。
肝臓やリンパ節の構築の評価に用います。
4:× Grimelius染色は硝酸銀を用い、外から還元剤を加えて銀を沈着させる好銀性の染色法です。
アンモニア銀は使いません。
5:○ Masson-Fontana染色はアンモニア銀液を用い、メラニンや銀還元性(アルゼンタフィン)顆粒が自ら銀を還元して黒色に染まります。
【ポイント】
アンモニア銀を使うのは渡辺の鍍銀法とMasson-Fontana染色、メテナミン銀を使うのはPAM染色とGrocott染色です。
硝酸銀を使うのはKossa反応とGrimelius染色と整理しましょう。