正答4
解説
正解は4です。
播種性血管内凝固〈DIC〉は、全身の血管内で凝固が活性化し、続いて線溶も活性化する病態です。
診断には、凝固の活性化を示すマーカーと線溶の活性化を示すマーカーを用います。
【選択肢別解説】
1:× 可溶性フィブリンモノマー複合体は、トロンビンによってフィブリンができ始めたことを示します。
凝固活性化のマーカーとしてDICの診断に用います。
2:× プロトロンビンフラグメント1+2〈PF 1+2〉は、プロトロンビンがトロンビンに変わるときに切り離される断片です。
トロンビン産生を示すため、DICの診断に用います。
3:× トロンビン・アンチトロンビン複合体〈TAT〉は、産生されたトロンビンがアンチトロンビンと結合したものです。
凝固活性化のマーカーとしてDICの診断に用います。
4:○ 抗ヘパリン・血小板第4因子複合体抗体は、ヘパリン起因性血小板減少症〈HIT〉の診断に用いる検査です。
DICの診断には用いません。
5:× プラスミン・プラスミンインヒビター複合体〈PIC〉は、プラスミンの産生を示します。
線溶活性化のマーカーとしてDICの診断に用います。
【ポイント】
DICでは「凝固活性化はTAT・SF・PF 1+2、線溶活性化はPIC・FDP・Dダイマー」と分けて覚えます。