正解を2つ選んでください。
正答2・4
解説
正解は2と4です。
蛍光in situハイブリダイゼーション〈FISH〉法は、蛍光色素で標識したDNAプローブを、細胞内の目的の遺伝子に結合させる方法です。
染色体上の遺伝子の位置、数、つながり方を蛍光シグナルとして観察できます。
【選択肢別解説】
1:× FISHの標本は蛍光が時間とともに退色するため、永久標本にはなりません。
観察結果は写真に記録して保存します。
2:○ 2つの遺伝子を異なる色のプローブで標識すると、染色体転座によって両者が近づいたことをシグナルの融合として検出できます。
3:× FISHの観察には偏光顕微鏡ではなく蛍光顕微鏡を用います。
偏光顕微鏡はアミロイドや結晶の観察に使います。
4:○ 転座によって生じるキメラ遺伝子(融合遺伝子)を検出できます。
慢性骨髄性白血病のBCR-ABL1融合遺伝子の検出が代表例です。
5:× 核の対比染色にはフルオレセインイソチオシアネート〈FITC〉ではなく、DAPIなどを用います。
FITCはプローブや抗体の標識に使う蛍光色素です。
【ポイント】
FISHは「蛍光顕微鏡で観察、永久標本にならない、転座・融合遺伝子・遺伝子増幅の検出」と覚えます。
HER2遺伝子の増幅判定にも使われます。