正答4
解説
正解は4です。
骨や石灰化した組織は、硝酸やギ酸などの酸で脱灰してから薄切します。
脱灰後は組織に残った酸を中和しないと、染色性が悪くなります。
中和には、組織への影響が少ない5%硫酸ナトリウム水溶液を用います。
【選択肢別解説】
1:× アンモニアはアルカリが強く、組織を傷めやすいため、脱灰後の中和には用いません。
H-E染色での色出しなどに用いることがあります。
2:× エタノールは固定や脱水に用いる試薬です。
酸を中和する作用はありません。
3:× 炭酸リチウムは飽和水溶液としてヘマトキシリンの色出しなどに用います。
脱灰後の中和剤ではありません。
4:○ 硫酸ナトリウムは、5%水溶液として脱灰後の組織の中和に用いられます。
組織を傷めずに残った酸の影響を除くことができます。
5:× 硫酸アルミニウムは脱灰後の中和には用いません。
ヘマトキシリン液の媒染剤などに使われる物質です。
【ポイント】
脱灰の流れは「固定、酸で脱灰、5%硫酸ナトリウムで中和、水洗」です。
EDTAによる脱灰は中性で行うため中和は不要です。