正答5
解説
正解は5です。
筋収縮の直接のエネルギーはATPですが、筋肉内のATPはわずかで数秒で使い切ってしまいます。
そこでATPをすばやく再生するために、骨格筋にはエネルギーの貯蔵物質が蓄えられています。
【選択肢別解説】
1:× グリシンはクレアチンを合成するときの材料となるアミノ酸です。
骨格筋が収縮に使うエネルギー源ではありません。
2:× アルギニンもクレアチン合成の材料となるアミノ酸です。
エネルギー源として蓄えられているわけではありません。
3:× クレアチンは、クレアチンリン酸がリン酸をADPに渡したあとに残る物質です。
それ自体は高エネルギーのリン酸結合をもたないので、エネルギー源にはなりません。
4:× クレアチニンは、クレアチンやクレアチンリン酸から非酵素的に生じる最終代謝産物です。
エネルギー源にはならず、腎臓から尿中に排泄されるため、腎機能の指標に使われます。
5:○ クレアチンリン酸は高エネルギーのリン酸結合をもつ、骨格筋のエネルギー貯蔵物質です。
クレアチンキナーゼ〈CK〉の働きでADPにリン酸を渡し、すばやくATPを再生します。
【ポイント】
クレアチンリン酸とADPからクレアチンとATPができる可逆反応を、CKが触媒します。
クレアチニンは筋肉量に比例して産生されるので、血清値は腎機能の評価に用いられます。