正答3
解説
正解は3です。
トランスフェリンの飽和度は、鉄を運ぶトランスフェリンのうち、実際に鉄と結合している割合です。
総鉄結合能〈TIBC〉に対する血清鉄の割合として求めます。
【計算】
総鉄結合能=血清鉄+不飽和鉄結合能〈UIBC〉です。
総鉄結合能=100+150=250 μg/dLです。
飽和度[%]=血清鉄÷総鉄結合能×100です。
飽和度=100÷250×100=40%です。
【選択肢別解説】
1:× 20%は、血清鉄と総鉄結合能から正しく計算した値ではありません。
血清鉄100 μg/dLを総鉄結合能250 μg/dLで割ると、40%になります。
2:× 33%も正しい計算から得られる値ではありません。
総鉄結合能は血清鉄と不飽和鉄結合能の和であり、250 μg/dLで割る必要があります。
3:○ 血清鉄100 μg/dLを総鉄結合能250 μg/dLで割ると40%になります。
4:× 60%は、不飽和鉄結合能を総鉄結合能で割った値(150÷250×100)で、不飽和の割合です。
5:× 67%は、血清鉄を不飽和鉄結合能で割った値(100÷150×100)で、分母が誤っています。
【ポイント】
「TIBC=血清鉄+UIBC」「飽和度=血清鉄÷TIBC」の2式をセットで覚えます。
鉄欠乏性貧血では血清鉄が低下しTIBCが増えるため、飽和度は低下します。