正答3
解説
正解は3です。
探触子は、観察する部位の深さと、音波を入れられる窓の広さで使い分けます。
表在の臓器には高い周波数のリニア型、腹部にはコンベックス型、心臓にはセクタ型が基本です。
【選択肢別解説】
1:× 心臓の観察にはコンベックス型ではなく、セクタ型を用います。
心臓は肋骨の間の狭い窓から観察するため、接触面が小さく扇状に広がるセクタ型が適しています。
2:× 乳腺の観察にはセクタ型ではなく、リニア型を用います。
乳腺は体表に近い臓器なので、高周波で浅い部分を広く鮮明に描出できるリニア型が適しています。
3:○ 頸動脈は体表から浅い位置にある血管なので、リニア型を用います。
高周波のリニア型で、内膜中膜複合体厚やプラークを詳しく観察できます。
4:× 前立腺は経腹壁走査ではコンベックス型、経直腸走査ではラジアル型などの体腔内用探触子で観察します。
アーク型は前立腺の観察に用いる代表的な探触子ではありません。
5:× 下肢静脈の観察にはラジアル型ではなく、リニア型を用います。
ラジアル型は探触子の周囲360°を描出する型で、経直腸走査や超音波内視鏡などに用いられます。
【ポイント】
「体表に近い(甲状腺・乳腺・頸動脈・下肢血管)=リニア型」「腹部=コンベックス型」「心臓=セクタ型」と覚えます。