正答4
解説
正解は4です。
好中球の核の過分葉は、核の分葉が5葉以上になる所見です。
DNAの合成が障害されると核の成熟が遅れ、過分葉の好中球が出現します。
ビタミンB12や葉酸の欠乏による巨赤芽球性貧血で特徴的にみられます。
【選択肢別解説】
1:× 鉄は、小球性低色素性貧血である鉄欠乏性貧血の評価に用います。
好中球の過分葉とは結びつきません。
2:× 亜鉛の欠乏は、味覚障害や皮膚炎の原因になります。
好中球の過分葉を伴う貧血の原因ではありません。
3:× フェリチンは貯蔵鉄の指標で、鉄欠乏性貧血の診断に用います。
好中球の過分葉の原因を調べる項目ではありません。
4:○ ビタミンB12はDNA合成に必要なビタミンです。
欠乏すると巨赤芽球性貧血となり、好中球の過分葉が現れるため測定すべき項目です。
5:× エリスロポエチンは、腎性貧血の評価などに用います。
好中球の過分葉とは関係しません。
【ポイント】
巨赤芽球性貧血は、大球性貧血、好中球の過分葉、骨髄の巨赤芽球が特徴です。
悪性貧血や胃切除後ではビタミンB12が欠乏し、神経症状を伴うことがあります。