正答2
解説
正解は2です。
Pappenheimer小体は、赤血球の中にみられる小さな好塩基性の顆粒です。
Wright-Giemsa染色では青紫色の小顆粒としてみえ、鉄染色で青く染まることから鉄を含むことがわかります。
【選択肢別解説】
1:× 核の残存物はHowell-Jolly小体です。
赤血球内に1〜2個の円形の紫色の小体としてみられ、脾臓摘出後などに出現します。
2:○ Pappenheimer小体は、ヘモグロビンに組み込まれていない鉄(非ヘム鉄)を含む顆粒です。
鉄芽球性貧血や脾臓摘出後にみられ、鉄染色で陽性になります。
3:× 紡錘糸の残存物と考えられているのはCabot環です。
赤血球内に輪状や8の字状の細い線としてみられます。
4:× リボソームの集合は、好塩基性斑点としてみられます。
赤血球全体に細かい青い点が散らばり、鉛中毒などで出現します。
5:× ヘモグロビンの酸化変性物はHeinz小体です。
超生体染色で染まり、G6PD欠乏症や不安定ヘモグロビン症でみられます。
【ポイント】
赤血球の封入体は、Howell-Jolly小体は核、Cabot環は紡錘糸、好塩基性斑点はリボソーム、Heinz小体は変性ヘモグロビン、Pappenheimer小体は鉄と、成分で整理しましょう。