末梢血のフローサイトメトリでリンパ球ゲートを行い、抗CD19-PE標識抗体と抗CD3-FITC標識抗体で二重染色解析を行った。
プロット図(別冊No.13)を別に示す。
T細胞が現れる領域はどれか。
正答4
解説
正解は4です。
図は、縦軸がCD19-PE、横軸がCD3-FITCの蛍光強度を示す二次元のドットプロットです。
十字の線で、①は左上、②は右上、③は左下、④は右下の領域に分けられています。
図では①に密な細胞集団があり、③と④にも細胞が分布し、②にはほとんど細胞がみられません。
T細胞はCD3が陽性でCD19が陰性なので、横軸だけが陽性の右下の領域に現れます。
【選択肢別解説】
1:× ①はCD19が陽性でCD3が陰性の領域です。
ここに現れるのはB細胞です。
2:× ②はCD19とCD3がともに陽性の領域です。
通常のリンパ球ではこの組合せの細胞はほとんど存在しません。
3:× ③はCD19とCD3がともに陰性の領域です。
ここには主にナチュラルキラー(NK)細胞が現れます。
4:○ ④はCD3が陽性でCD19が陰性の領域です。
CD3はT細胞に特異的なマーカーなので、T細胞はここに現れます。
5:× ①はB細胞、③はCD3陰性の細胞の領域です。
いずれもT細胞の領域ではありません。
【ポイント】
T細胞はCD3、B細胞はCD19やCD20、NK細胞はCD16やCD56がマーカーです。
ドットプロットでは、各軸の陽性・陰性の組合せで領域を読み取りましょう。