正答1
解説
正解は1です。
間質性肺炎の血清マーカーには、肺胞上皮細胞の傷害や再生を反映する物質が用いられます。
代表はKL-6、サーファクタント蛋白A(SP-A)、サーファクタント蛋白D(SP-D)です。
【選択肢別解説】
1:○ KL-6は、主に再生したⅡ型肺胞上皮細胞がつくるムチン型の糖蛋白です。
間質性肺炎で上昇し、病勢の評価に用いられます。
2:× トロポニンは心筋の収縮に関わる蛋白です。
心筋障害のマーカーで、急性心筋梗塞の診断に用いられます。
3:× シスタチンCは糸球体で濾過される低分子蛋白です。
腎機能(GFR)のマーカーで、筋肉量の影響を受けにくいのが特徴です。
4:× プロカルシトニンは細菌感染症で上昇する物質です。
敗血症など重症細菌感染症のマーカーとして用いられます。
5:× 心臓型脂肪酸結合蛋白(H-FABP)は心筋細胞の細胞質にある低分子蛋白です。
心筋梗塞の発症早期に上昇するマーカーです。
【ポイント】
間質性肺炎のマーカーはKL-6、SP-A、SP-Dの3つをセットで覚えましょう。
心筋マーカーはトロポニン、H-FABP、CK-MB、ミオグロビンが代表です。