正解を2つ選んでください。
正答1・3
解説
正解は1と3です。
乳酸脱水素酵素(LD)は、H型(心筋型)とM型(骨格筋型)のサブユニットが4つ集まった四量体です。
その組合せでLD1(H4)からLD5(M4)までの5種類のアイソザイムに分かれます。
臓器によって多いアイソザイムが異なるため、上昇したアイソザイムから障害臓器を推定できます。
【選択肢別解説】
1:○ 赤血球はH型サブユニットが多く、LD1とLD2が優位です。
溶血ではLD1とLD2が上昇します。
2:× 肝細胞はM型サブユニットが多く、LD5が優位です。
肝障害ではLD5が上昇します。
3:○ 心筋細胞は好気的代謝が盛んで、H型サブユニットが多く、LD1とLD2が優位です。
心筋梗塞ではLD1が上昇します。
4:× リンパ球ではLD2とLD3が優位です。
白血病やリンパ腫ではLD2とLD3が上昇しやすくなります。
5:× 肺胞上皮細胞ではLD3が優位です。
LD1とLD2が優位な細胞ではありません。
【ポイント】
LD1・2優位は心筋・赤血球・腎臓、LD2・3優位は血液疾患や肺、LD5優位は肝臓と骨格筋です。
心筋梗塞と溶血はどちらもLD1・2優位になる点が頻出です。