正答2
解説
本問は採点除外(公式で2と4のどちらも正解とされた問題)です。
厚生労働省の正答では、2と4のどちらを選んでも正解とされました。
射精の過程では、交感神経の作用で精液が後部尿道へ送られ、同時に膀胱の出口が閉じて精液の膀胱への逆流が防がれます。
そのため選択肢4も生理学的に正しい記述です。
【選択肢別解説】
1:× 勃起中枢は腰髄ではなく、主に仙髄(S2〜S4)にあります。
仙髄から出る副交感神経(骨盤内臓神経)が陰茎の血管を拡張させて勃起が起こります。
2:○ 射精は交感神経の作用によります。
交感神経が精管・精嚢・前立腺の平滑筋を収縮させ、精液を尿道へ送り出します。
3:× 精子が作られるまでには、50日ではなく約70日以上かかるとされます。
4:○ 射精時には、交感神経の作用で膀胱頸部の内尿道括約筋(膀胱内括約筋)が収縮します。
これにより精液が膀胱へ逆流せず、尿道から外へ射出されます。
5:× 射精後の精子の寿命は12時間ではなく、女性の生殖器の中で数日(2〜3日程度)とされます。
【ポイント】
男性の性機能は「勃起は副交感神経(Point)、射精は交感神経(Shoot)」と覚えます。
脊髄損傷では損傷の高さによって勃起や射精の障害の出方が変わります。