正答5
解説
正解は5です。
図の2×2表は、症状あり100人(検査陽性30人・陰性70人)と症状なし100人(検査陽性40人・陰性60人)を示しています。
陽性尤度比は「症状がある人が検査陽性になる確率」を「症状がない人が検査陽性になる確率」で割った値です。
【計算】
陽性尤度比 = 感度 ÷(1 − 特異度)です。
感度 = 30 ÷(30 + 70)= 0.30 です。
特異度 = 60 ÷(40 + 60)= 0.60 です。
1 − 特異度 = 1 − 0.60 = 0.40 です。
陽性尤度比 = 0.30 ÷ 0.40 = 0.75 です。
【選択肢別解説】
1:× 0.30は感度(症状ありの人のうち検査陽性の割合)です。
陽性尤度比ではありません。
2:× 0.42は陽性尤度比ではありません。
検査陽性70人のうち症状ありは30人で、その割合(30÷70=0.428…)は陽性的中率です。
0.42はこの陽性的中率に近い値で、陽性尤度比とは別の指標です。
3:× 0.50は、全200人のうち症状ありの人の割合(100÷200)などに相当します。
陽性尤度比ではありません。
4:× 0.60は特異度(症状なしの人のうち検査陰性の割合)です。
陽性尤度比ではありません。
5:○ 感度0.30を、偽陽性率(1−特異度)0.40で割ると0.75になります。
陽性尤度比が1未満なので、検査で陽性と出ても、症状がある可能性は検査前よりむしろ低くなります。
つまり陽性の結果が診断の役に立たない検査です。
【ポイント】
陽性尤度比は「感度 ÷(1−特異度)」、陰性尤度比は「(1−感度)÷ 特異度」です。
陽性尤度比は大きいほど、陰性尤度比は小さいほど診断に有用な検査です。