正答5
解説
正解は5です。
Guillain-Barré症候群は、感染症をきっかけに自己免疫反応が起こり、末梢神経が障害される急性の多発神経炎です。
四肢の筋力低下が数日から数週で進行し、多くは自然に回復に向かいます。
【選択肢別解説】
1:× 深部腱反射は亢進ではなく、低下または消失します。
末梢神経の障害による下位運動ニューロン障害だからです。
2:× 小児にも起こりますが、小児期に多い疾患ではありません。
成人を中心に幅広い年齢で発症し、男性にやや多いとされます。
3:× 脱髄型では神経伝導速度は保たれず、低下します。
伝導ブロックや遠位潜時の延長などもみられます。
4:× 感覚障害は四肢の中枢部ではなく、手袋・靴下型に四肢の遠位部に出やすいです。
また、感覚障害は運動障害に比べて軽いことが多いです。
5:○ 発症の1〜3週間前に、上気道炎などの呼吸器感染症や下痢などの消化器感染症が先行することが多いです。
先行感染としては、呼吸器感染症が最も多いとされます。
【ポイント】
Guillain-Barré症候群の特徴は「先行感染・急性の四肢筋力低下・腱反射消失・髄液の蛋白細胞解離」です。
重症例では呼吸筋麻痺に注意し、急性期には過度の疲労を避けて理学療法を行います。