83 歳の男性。
大動脈弁狭窄症に対するTAVI 術後。
自転車エルゴメーターの運動療法で、連続して一定の負荷強度を加えると下肢疲労と血圧の上昇が顕著となるため、高強度負荷のペダル運動45 秒と低強度でのペダル運動90 秒を交互に組合せて実施した。
この負荷様式で正しいのはどれか。
正答2
解説
正解は2です。
経カテーテル大動脈弁植込み術(TAVI)後の高齢者に対し、高強度45秒と低強度90秒のペダル運動を交互に繰り返す運動療法です。
高い強度と低い強度を交互に繰り返す様式の名前を問う問題です。
【選択肢別解説】
1:× Ramp負荷は、負荷を一定の割合で連続的に増やしていく方法です。
心肺運動負荷試験などに用いる様式で、強度を上下させる方法ではありません。
2:○ インターバルトレーニングは、高強度の運動と低強度の運動(または休息)を交互に繰り返す方法です。
高強度の時間を短く区切ることで、血圧上昇や下肢疲労を抑えながら運動量を確保できます。
3:× コンディショニングは、ストレッチや呼吸練習などで体の状態を整えることを指します。
特定の負荷様式の名前ではありません。
4:× サーキットトレーニングは、複数の種目を順番に巡回して行う方法です。
本例は自転車エルゴメーター1種目のみなので該当しません。
5:× 多段階漸増負荷は、一定時間ごとに負荷を段階的に上げていく方法です。
強度は下がらずに上がり続けるため、本例の様式とは異なります。
【ポイント】
インターバルトレーニングは、持続的な運動が難しい心疾患患者や高齢者でも運動量を確保しやすい方法です。
Ramp負荷・多段階漸増負荷は主に運動負荷試験で用いる様式と区別します。