正答
解説
本問は採点除外(厚生労働省により採点除外)です。
厚生労働省は「選択肢に不適切があるため」として、本問を採点対象から除外しました。
どの選択肢が不適切とされたのかは公表されていません。
統合失調症の症状は、陽性症状・陰性症状・認知機能障害に分けて整理されます。
陽性症状は、健常では見られない体験や異常が「加わる」症状で、幻覚・妄想・思考の解体などが該当します。
本問は「2つ選べ」ですが、選択肢の中で明確な陽性症状といえるのは幻覚です。
【選択肢別解説】
1:× 快感消失(アンヘドニア)は、喜びや楽しみを感じられなくなる症状です。
意欲や感情の欠落なので、陰性症状に分類されます。
2:× 会話の貧困(思考の貧困)は、話の量や内容が乏しくなる症状です。
陰性症状に分類されます。
3:○ 幻覚は、実際にはない知覚を体験する症状で、統合失調症では幻聴が最も多くみられます。
代表的な陽性症状です。
4:× 注意の障害は、注意を集中・維持・切り替えることが難しくなる症状です。
認知機能障害に分類され、陽性症状ではありません。
5:△ 連合弛緩は、考えのつながりがゆるみ、話のまとまりがなくなる思考形式の障害です。
思考の解体として陽性症状に含めるのが一般的ですが、陽性・陰性とは別の「解体症状」として分ける考え方もあります。
【ポイント】
陽性症状は幻覚・妄想・思考の解体・緊張病性の行動、陰性症状は感情の平板化・意欲低下・思考の貧困・快感消失です。
陽性症状は抗精神病薬が効きやすく、陰性症状と認知機能障害は社会生活の障害に強く関わります。