正答5
解説
正解は5です。
うつ病の症状を、躁状態や統合失調症の症状と区別する問題です。
うつ病では抑うつ気分と興味・喜びの喪失を中心に、思考・意欲・身体の症状が現れます。
【選択肢別解説】
1:× 観念奔逸は、考えが次々に浮かんで話題が飛ぶ思考の障害です。
躁状態でみられる症状です。
2:× 誇大妄想は、自分の能力や地位を過大に確信する妄想です。
躁状態や統合失調症でみられ、うつ病では逆に微小妄想(罪業・貧困・心気妄想)がみられます。
3:× 思考奪取は、自分の考えが他者に抜き取られると感じる体験です。
自我障害の一つで、統合失調症でみられます。
4:× 思考途絶は、考えの流れが突然途切れて話が止まる症状です。
統合失調症でみられる思考の障害です。
5:○ 無価値感は、自分には価値がないと感じる症状です。
DSM-5の抑うつエピソードの診断基準に「無価値感または過剰な罪責感」として含まれる、うつ病の症状です。
【ポイント】
うつ病の思考の障害には、思考制止(考えが進まない)と微小妄想があります。
躁状態の観念奔逸・誇大妄想と対比して覚えます。