正答5
解説
正解は5です。
腰椎椎間板ヘルニアは、椎間板の髄核が線維輪を破って脱出し、神経根や馬尾を圧迫する疾患です。
好発年齢・症状・経過の基本を問う問題です。
【選択肢別解説】
1:× 腰椎椎間板ヘルニアは20〜40歳代に多く、小児期の発生はまれです。
好発部位は L4/5 と L5/S1 です。
2:× 正中に大きく脱出して馬尾を圧迫すると、膀胱直腸障害が生じることがあります。
この場合は緊急手術の適応となります。
3:× 有病率は人口の約1%程度とされています。
15%は多すぎます。
4:× Myerson 徴候は、眉間を繰り返し叩いても瞬目が止まらない所見です。
Parkinson 病でみられる徴候で、腰椎椎間板ヘルニアとは関係ありません。
5:○ 脱出した髄核は、マクロファージによる貪食などで自然に吸収されることがあります。
特に大きく脱出したものや遊離したものほど吸収されやすく、保存療法で軽快する例が多くあります。
【ポイント】
多くの腰椎椎間板ヘルニアは保存療法で軽快し、手術は膀胱直腸障害や進行する麻痺などに限られます。
下位腰椎のヘルニアでは SLR テスト、上位腰椎では大腿神経伸張テストが陽性になります。