正答3
解説
正解は3です。
Functional Reach Test(FRT)は、立位で上肢を前方へできるだけ伸ばし、その到達距離を測る動的バランスの検査です。
開始時に肩関節90度屈曲位で上肢を水平に挙げ、足を動かさずに前方へリーチさせます。
指先の移動距離の水平成分を測定し、転倒リスクの評価に用います。
【選択肢別解説】
1:× FRTは立位の動的バランスや転倒リスクの評価に用います。
歩行速度を予測する検査ではありません。
2:× 足部を動かさないことが条件で、通常は踵を床から浮かせないように指示して行います。
3:○ 開始位置から最大リーチ位置までの指先の移動距離を、水平方向の成分として測定します。
4:× 原法では片側上肢を前方へ挙上して行います。
両上肢をそろえてリーチさせるのは標準の方法ではありません。
5:× SPPBは、立位バランス、4 m歩行速度、5回椅子立ち上がりの3つの検査で構成されます。
FRTは含まれていません。
【ポイント】
FRTでは、到達距離が約15 cm未満の場合に転倒リスクが高いとする報告がよく知られています。
座位で行う変法(座位FRT)もあり、立位が困難な人のバランス評価に使われます。