正答4
解説
正解は4です。
臓器の血流量は、局所の代謝産物や酸素・二酸化炭素の濃度に応じて調節されます。
多くの臓器では低酸素や代謝産物で血管が拡張しますが、肺だけは反応が逆です。
【選択肢別解説】
1:× 骨格筋では乳酸などの代謝産物の蓄積で血管が拡張します。
運動中の筋に血流を増やす仕組みです。
2:× 心臓では低酸素で冠細動脈が拡張します。
アデノシンなどが働き、心筋への酸素供給を増やします。
3:× 脳では二酸化炭素分圧の上昇で細動脈が拡張し、脳血流が増えます。
逆に過換気で二酸化炭素が減ると血管は収縮します。
4:○ 肺では肺胞の低酸素で細動脈が収縮します(低酸素性肺血管収縮)。
換気の悪い部位への血流を減らし、ガス交換の効率を保ちます。
5:× 皮膚では交感神経の亢進で細動脈が収縮します。
寒冷時に皮膚血流を減らし、熱の放散を抑えます。
【ポイント】
肺の低酸素性血管収縮は、肺全体が低酸素になると肺高血圧の原因になります。
脳血流は二酸化炭素に敏感なので、過換気は脳血管を収縮させます。