正答3
解説
正解は3です。
この問題は適切でないものを選ぶので、○ が答え(適切でない治療法)です。
末梢神経障害による感覚性運動失調では、深部感覚(位置覚や振動覚)の情報が脳に届かなくなります。
治療では、残っている感覚や視覚の情報を増やして動作を補う方法を用います。
【選択肢別解説】
1:× 適切な治療法です。
手足に重錘を付けると関節や筋からの感覚入力が増え、動きを感じ取りやすくなります。
2:× 適切な治療法です。
弾性緊縛帯で四肢を圧迫すると皮膚や深部への感覚入力が増え、動揺が抑えられます。
3:○ 適切でない治療法です。
電気刺激療法は筋力増強や鎮痛、痙縮の抑制に用いるもので、失調そのものを改善する方法ではありません。
感覚障害のある部位では、熱傷などの危険にも注意が必要です。
4:× 適切な治療法です。
姿勢鏡を見ながら立位練習を行うと、失われた深部感覚を視覚で補えます。
5:× 適切な治療法です。
杖や歩行器などの補助具は支持基底面を広げ、手からの感覚情報も得られるため歩行が安定します。
【ポイント】
感覚性運動失調は、目を閉じると悪化するRomberg徴候が陽性になるのが特徴です。
治療は「重錘・弾性包帯で感覚入力を増やす」「視覚で代償する」が基本です。