正答3
解説
正解は3です。
H反射は、膝窩部で脛骨神経を弱い電気刺激で刺激し、ヒラメ筋から記録する反射です。
刺激がIa群求心性線維を通って脊髄に入り、α運動ニューロンを興奮させて筋が収縮します。
伸張反射の経路を電気刺激で再現したもので、M波より遅れて出現します。
【選択肢別解説】
1:× α運動神経線維を直接刺激すると、脊髄を経由せずに筋が収縮してM波が出ます。
H反射の導出を目的に刺激する線維ではありません。
2:× γ運動神経線維は筋紡錘の錘内筋を支配する遠心性線維です。
H反射の経路には含まれません。
3:○ Ia群求心性線維は筋紡錘の一次終末からの線維で、太く閾値が低いです。
弱い刺激で選択的に興奮させることでH反射が導出されます。
4:× Ib群求心性線維はゴルジ腱器官からの線維です。
自原抑制(Ib抑制)に関わり、H反射の経路ではありません。
5:× Ⅱ群求心性線維は筋紡錘の二次終末からの線維です。
H反射を導出するために刺激する線維ではありません。
【ポイント】
刺激を強くするとM波が大きくなり、H波は逆に小さくなって消えます。
H反射は脊髄運動ニューロンの興奮性の指標として、痙縮の評価などに用いられます。