正解を2つ選んでください。
正答2・3
解説
正解は2と3です。
図は短下肢装具のクレンザック足継手で、継手上方の溝にロッド(金属の棒)が入っています。
足関節が底屈すると、継手の下部がロッドの先端に当たってそれ以上の底屈が止まります。
一方、背屈方向には何もぶつからないため自由に動きます。
【選択肢別解説】
1:× 背屈補助はロッドではなく、溝にばね(スプリング)を入れたときの機能です。
ばねが足部を背屈方向に押し戻します。
2:○ ロッドは底屈側だけに当たるため、背屈方向は制限されずに自由に動く「背屈遊動」になります。
3:○ ロッドに当たった角度で底屈が止まるため「底屈制限」です。
ねじでロッドの位置を変えると、止まる角度を調整できます。
4:× 底屈制動は、油圧などで底屈の動きに抵抗をかけて緩やかにする機能です。
ロッドは一定角度で止めるため、制動ではなく制限です。
5:× 底屈補助は足部を底屈方向へ動かす機能です。
図のロッドにはそのような作用はありません。
【ポイント】
クレンザック継手は、ロッドを入れると底屈制限・背屈遊動、ばねを入れると背屈補助になります。
「制限」は一定角度で止める、「制動」は抵抗をかけて動きを緩やかにする、と区別しましょう。