正答5
解説
正解は5です。
ワルファリンは、ビタミンKを利用して肝臓でつくられる凝固因子(Ⅱ・Ⅶ・Ⅸ・Ⅹ)の合成を妨げる抗凝固薬です。
ビタミンKを多く摂ると凝固因子の合成が回復し、ワルファリンの作用が弱まります。
【選択肢別解説】
1:× ビタミンAは視覚や皮膚・粘膜の維持に関わるビタミンで、ワルファリンの作用を減弱させる作用はありません。
2:× ビタミンB1は糖質の代謝に関わるビタミンで、ワルファリンの作用には影響しません。
3:× ビタミンCは抗酸化作用やコラーゲンの合成に関わるビタミンで、ワルファリンの作用を減弱させる作用はありません。
4:× ビタミンEは抗酸化作用を持つビタミンです。
大量に摂るとむしろ出血傾向を強めるとされ、ワルファリンの作用を減弱させるものではありません。
5:○ ビタミンKは凝固因子の合成に必要なビタミンで、ワルファリンと拮抗します。
納豆、青汁、クロレラなどの摂取は控えるよう指導されます。
【ポイント】
ワルファリン内服中の患者では、ビタミンKを多く含む食品(納豆など)の制限と、出血傾向(あざ・歯肉出血)の観察が重要です。
ワルファリンの効果はPT-INRで管理します。