正解を2つ選んでください。
正答3・4
解説
正解は3と4です。
心臓の興奮は、洞房結節、心房、房室結節、His束、左右の脚、Purkinje線維の順に伝わります。
この経路を刺激伝導系といい、自ら活動電位を発生させる特殊心筋で構成されます。
【選択肢別解説】
1:× 洞房結節は右心房の上大静脈開口部付近にあります。
心室中隔にあるのはHis束や左右の脚です。
2:× 房室結節は伝導速度が最も遅い部位で、His束より遅く伝わります。
この遅れによって心房の収縮が終わってから心室が収縮します。
3:○ 興奮は房室結節を通過したあとにHis束へ伝わります。
したがって、房室結節の興奮はHis束より先に生じます。
4:○ 刺激伝導系の細胞は自動能を持ち、自ら活動電位を生成できます。
通常は最も頻度の高い洞房結節がペースメーカーになります。
5:× 洞房結節の活動電位は持続時間が短く、Purkinje線維の活動電位は持続時間が長いのが特徴です。
記述は逆です。
【ポイント】
伝導速度は房室結節が最も遅く、Purkinje線維が最も速いと覚えます。
房室結節での遅れは、心電図のPQ間隔に反映されます。