正答1
解説
正解は1です。
アキレス腱周囲炎は、アキレス腱を包むパラテノン(腱傍組織)に炎症が起こり、腱の周囲に痛みや腫れを生じるものです。
ランニングなどの繰り返しの負荷が原因となる使いすぎ症候群で、スポーツ活動の多い成人男性に多くみられます。
【選択肢別解説】
1:○ ランナーなどスポーツ活動の多い成人男性に多くみられます。
2:× 治療は安静、運動量の調整、ストレッチ、足底板などの保存療法が第一選択です。
手術は保存療法が無効な場合に限られます。
3:× 使いすぎによる障害で、成人に多くみられます。
小児の踵部痛では、踵骨骨端症(Sever病)を考えます。
4:× Thompsonテストは、下腿三頭筋をつまんでも足関節が底屈しなければ陽性で、アキレス腱断裂の検査です。
周囲炎では腱の連続性は保たれ、陰性です。
5:× つま先を高くするとアキレス腱が伸張され、負担が増えます。
腱の負担を減らすには、踵部を高くした足底板(ヒールパッド)を用います。
【ポイント】
アキレス腱の障害では、周囲炎・付着部炎・断裂を区別します。
断裂はThompsonテスト陽性、周囲炎は保存療法と踵部の補高が基本と覚えます。