正答3
解説
正解は3です。
呼吸性アシドーシスは、換気が低下して二酸化炭素が貯留し、動脈血二酸化炭素分圧(PCO2)が上昇してpHが下がる状態です。
慢性化すると腎臓でHCO3-(重炭酸イオン)が再吸収されて増え、代償が働きます。
基準値はpH 7.35〜7.45、PCO2 35〜45mmHg、HCO3- 22〜26mEq/L程度です。
【選択肢別解説】
1:× pHが低く、HCO3-が低下しています。
原因は代謝性で、PCO2の低下は呼吸による代償です。
代謝性アシドーシスの所見です。
2:× pHは基準範囲内で、PCO2とHCO3-がともに低下しています。
PCO2が上昇していないので、呼吸性アシドーシスではありません。
3:○ pHが7.25と低く、PCO2が55mmHgと上昇しています。
HCO3-の上昇は腎臓による代償で、呼吸性アシドーシスの所見です。
4:× PCO2は40mmHgで正常範囲です。
二酸化炭素の貯留がないため、呼吸性アシドーシスではありません。
5:× pHは基準範囲の上限で、HCO3-が35mEq/Lと大きく上昇しています。
代謝性アルカローシスに呼吸性代償が加わった所見と考えられます。
【ポイント】
酸塩基平衡は、まずpHでアシドーシスかアルカローシスかを判断します。
次にPCO2とHCO3-のどちらがpHの変化を説明するかで、呼吸性か代謝性かを決めます。