正答5
解説
正解は5です。
腱板損傷は、肩関節を覆う棘上筋・棘下筋・小円筋・肩甲下筋の腱が断裂・損傷するものです。
特に棘上筋腱の損傷が多く、外転位を保持できなくなる所見を確かめる検査が用いられます。
【選択肢別解説】
1:× Chairテストは、前腕回内位で椅子を持ち上げさせて肘外側の痛みを誘発する、上腕骨外側上顆炎の検査です。
2:× Jacksonテストは、頸部を後屈させて頭部を圧迫し、上肢への放散痛を誘発する頸部神経根症の検査です。
3:× Spurlingテストは、頸部を患側へ側屈・後屈させて頭部を圧迫し、上肢への放散痛をみる頸部神経根症の検査です。
4:× Thomsenテストは、手関節を背屈させた状態で抵抗を加え、肘外側の痛みを誘発する上腕骨外側上顆炎の検査です。
5:○ Drop armテストは、他動的に外転させた上肢をゆっくり下ろさせる検査です。
腱板(特に棘上筋)に損傷があると、外転位を保てずに腕が急に落ちるため陽性となります。
【ポイント】
腱板損傷の検査には、Drop armテストのほか、棘上筋テスト(empty can test)やペインフルアークサインがあります。
上腕骨外側上顆炎のThomsenテスト・Chairテスト、頸部神経根症のJacksonテスト・Spurlingテストと区別します。