正答3
解説
正解は3です。
熱傷の深さは、表皮のみのⅠ度、真皮の浅い層までの浅達性Ⅱ度、真皮の深い層までの深達性Ⅱ度、皮膚全層のⅢ度に分けます。
深くなるほど痛覚を受け取る神経終末が傷つき、痛みを感じにくくなります。
【選択肢別解説】
1:× Ⅰ度熱傷は表皮のみの損傷で、発赤と痛みを生じますが水疱はできません。
水疱はⅡ度熱傷の特徴です。
2:× Ⅲ度熱傷では皮膚の全層と毛包などの皮膚付属器が失われ、創底からの上皮化は起こりません。
原則として植皮が必要です。
3:○ 深達性Ⅱ度熱傷は真皮の深い層まで傷つき、神経終末も障害されるため痛覚が鈍くなります。
4:× 浅達性Ⅱ度熱傷の水疱底は赤色(ピンク色)です。
水疱底が白く蒼白になるのは深達性Ⅱ度熱傷です。
5:× 熱傷面積はⅡ度とⅢ度の面積を合わせて計算し、Ⅰ度は含めません。
【ポイント】
熱傷面積は成人では9の法則、小児では5の法則で概算します。
Ⅱ度とⅢ度の境界は、痛みの有無と水疱底の色で見分けます。