正答5
解説
正解は5です。
Gowers徴候は、床から立ち上がるときに手を膝や大腿について、自分の体をよじ登るように立ち上がる現象です。
殿筋や大腿四頭筋などの下肢近位筋と体幹筋の筋力低下で起こります。
【選択肢別解説】
1:× 関節リウマチは関節の炎症と破壊が主体の疾患です。
下肢近位筋の筋力低下による特徴的な立ち上がり方は生じません。
2:× Parkinson病では無動や姿勢反射障害で立ち上がりが遅くなります。
近位筋の筋力低下によるGowers徴候とは異なります。
3:× 引き抜き損傷は腕神経叢の根が脊髄から引き抜かれる損傷で、上肢の麻痺を生じます。
下肢近位筋は障害されません。
4:× 中心性頸髄損傷は上肢に強い麻痺が出る不全損傷です。
下肢近位筋の筋力低下を主とするGowers徴候は特徴ではありません。
5:○ Duchenne型筋ジストロフィーは近位筋から筋力低下が進む疾患です。
幼児期から殿筋や大腿四頭筋が弱く、Gowers徴候が典型的にみられます。
【ポイント】
Duchenne型筋ジストロフィーの特徴は、Gowers徴候、動揺性歩行、腓腹筋の仮性肥大です。
Gowers徴候は、多発性筋炎など近位筋が弱くなる他の疾患でもみられることがあります。