正答5
解説
正解は5です。
インシデントレポートは、医療事故に至らなかった事例も含めて報告し、原因を分析して再発を防ぐための仕組みです。
責任を問う目的ではないため、報告しやすい雰囲気づくりが欠かせません。
【選択肢別解説】
1:× インシデントレポートは記憶が新しいうちに速やかに作成します。
時間をかけると事実関係が不正確になります。
2:× 報告には客観的な事実を記載し、推測や個人の考えは事実と区別します。
自分の考えを混ぜると、分析で事実が分かりにくくなります。
3:× 医療事故に至らなかったヒヤリ・ハット事例も報告の対象です。
小さな事例を集めることで、重大な事故を予防できます。
4:× 目的は原因を分析して再発を防ぐことで、責任の所在の追及ではありません。
責任追及に使うと報告が出にくくなります。
5:○ 報告が責任追及につながらないと保証し、報告しやすい環境を整えることは管理者の重要な役割です。
報告件数が増えるほど安全対策に生かせる情報が増えます。
【ポイント】
インシデントレポートは「速やかに、客観的に、責めずに」が原則です。
1件の重大事故の背後には多数の軽微な事故とヒヤリ・ハットがあるとするHeinrichの法則が、報告の意義の根拠になります。