正答4
解説
正解は4です。
第7頸髄節まで機能が残存すると、上腕三頭筋が働き、肘を伸ばして体重を支えるプッシュアップができます。
一方で手指の屈筋(C8)は働かないため、手で物をしっかり握ることはできません。
【選択肢別解説】
1:× 自動車の運転は、手動装置(ハンドコントロール)の付いた車であれば、C6〜C7レベルで自立できます。
2:× キャスター上げは、ハンドリムを後方から前方へ素早く押し出して前輪を浮かせる操作です。
C7レベルでは上腕三頭筋と大胸筋が働くため自立できます。
3:× 5cm程度の段差は、キャスター上げで前輪を段に乗せ、後輪を押し上げれば越えられます。
C7レベルで自立が可能です。
4:○ 床面から車椅子へ乗り移るには、床から座面の高さまで殿部を大きく持ち上げる必要があります。
手指で握れないC7レベルでは、この高さまで持ち上げることが難しく、最も自立が困難な動作です。
5:× ベッドから車椅子への側方移乗は、同じ程度の高さの間をプッシュアップで移る動作で、C7レベルで自立できます。
【ポイント】
C7レベルはプッシュアップによる移乗が自立の目安です。
床から車椅子への移乗は、手指が使えるC8〜Th1レベルで実用的に可能となる難しい動作です。