正答3
解説
正解は3です。
ポストポリオ症候群は、ポリオ(急性灰白髄炎)にかかって回復した人に、長い年月を経て新たな筋力低下、疲労、痛みなどが現れる病態です。
残った運動ニューロンが長年過剰に働いてきた結果、脱落していくことが原因と考えられています。
【選択肢別解説】
1:× ポストポリオ症候群では、筋肉痛や関節痛を伴うことが多くあります。
強い疲労感とともに主な症状の一つです。
2:× 発症はポリオの罹患から数十年後で、中高年期に多くみられます。
10歳以下での発症が多いわけではありません。
3:○ ポリオで生き残った運動ニューロンは、周囲の筋線維に枝を伸ばして大きな運動単位を作り、筋力を補ってきました。
長年の過負荷でこれらの運動ニューロンが脱落し、運動単位数が減少しています。
4:× 新たな筋力低下は、以前に麻痺がなかった、または軽かった筋にも起こります。
非麻痺側も過用により筋力が低下することがあります。
5:× MMT3レベル以下に新たに低下した筋は過用に弱く、筋力増強運動を行うとさらに悪化させるおそれがあります。
過用を避け、装具や生活様式の工夫で負担を減らします。
【ポイント】
ポストポリオ症候群への運動は「過用を避ける」が原則です。
疲労の残らない低負荷の運動にとどめ、休息と装具の利用でエネルギーを節約します。