正答3・4
解説
本問は採点除外(公式で3と4のどちらも正解とされた問題)です。
正しいものを1つ選ぶ設問ですが、厚生労働省は「複数の正解があるため」として、3と4のどちらを選んでも正解として扱いました。
治療用超音波の周波数、照射強度、照射時間率(デューティ比)、照射方法の基本設定を問うています。
【選択肢別解説】
1:× 治療用超音波の周波数は1MHzまたは3MHzが一般的です。
1MHzは深部、3MHzは浅い組織に用い、10MHzは治療には使いません。
2:× 照射強度は通常0.5〜2.0W/cm²程度で設定します。
10W/cm²は過大で、熱傷や骨膜の痛みを起こす危険があります。
3:○ 照射時間率を下げたパルス照射は、組織の温度上昇を抑えながら、非温熱作用(組織修復の促進など)を得る方法です。
炎症を伴う足底腱膜炎に対して、温熱を抑えた設定を選ぶことは理にかなっています。
4:○ 照射中に痛みを訴える場合は、強度が高すぎて骨膜などが過熱している可能性があります。
照射強度を下げる、プローブを動かす速さを見直すなどの対応をとります。
5:× 超音波は空気中をほとんど伝わらないため、プローブはゲルなどの媒体を介して皮膚に密着させます。
皮膚から5cm以上離すと超音波が組織に届きません。
【ポイント】
深さで周波数(深部は1MHz、浅層は3MHz)、目的で照射時間率(温熱なら連続、非温熱ならパルス)を選びます。
照射中の痛みは過量のサインで、強度を下げて対応します。