5歳の女児。
左股関節痛を訴えている。
エックス線写真(別冊No. 1)を別に示す。
この疾患について正しいのはどれか。
正答4
解説
正解は4です。
前問と同じ症例で、左大腿骨頭に扁平化・硬化・分節化がみられるPerthes病の特徴を問う問題です。
Perthes病は大腿骨頭への血流障害による骨端核の阻血性壊死です。
【選択肢別解説】
1:× Perthes病の原因は外傷ではありません。
大腿骨頭の血行障害が原因とされ、詳しい機序は不明です。
2:× 可動域制限は生じます。
特に股関節の外転と内旋が制限されやすくなります。
3:× 感染症が原因ではありません。
感染が原因の股関節疾患には化膿性股関節炎があります。
4:○ Perthes病は男児に多く、男女比はおよそ4〜5対1です。
本例は女児ですが、疾患としては男児に多いという記述が正しいです。
5:× 骨頭の変形が残ると関節の適合性が悪くなり、将来二次性変形性股関節症になりやすくなります。
【ポイント】
Perthes病は「3〜8歳の男児」「阻血性壊死」「外転・内旋制限」「跛行」が要点です。
治療は骨頭を臼蓋内に収める(containment)考え方で、外転装具などを用います。