正答4
解説
正解は4です。
視床痛は、視床の血管障害の後に、障害と反対側の半身に起こる激しい痛みです。
脳卒中後の中枢性疼痛の代表で、通常の鎮痛薬が効きにくいのが特徴です。
【選択肢別解説】
1:× CRPS(複合性局所疼痛症候群)Ⅰ型は、骨折や打撲など、明らかな神経損傷のない外傷後に四肢に起こる痛みです。
視床痛は中枢神経の病変による痛みで、CRPSには分類されません。
2:× 視床痛は、脳卒中の発症直後ではなく、数週から数か月たって、感覚障害が回復してくる時期に現れることが多い痛みです。
3:× 音や光などの刺激、寒さ、精神的な緊張で、痛みはかえって強くなります。
聴覚刺激で緩和するという特徴はありません。
4:○ 衣服が触れる程度の、本来は痛みを起こさない刺激で痛みを感じます。
これをアロディニアといい、視床痛の特徴です。
5:× Lhermitte徴候は、頸部を前屈すると背部から四肢に電撃痛が走る症状です。
多発性硬化症などの頸髄病変でみられ、視床痛の所見ではありません。
【ポイント】
視床痛は「遅れて出る・反対側の半身・アロディニア・刺激で悪化」が特徴です。
理学療法では、痛みを強めない範囲で、活動量を保つことが大切です。