正答1
解説
正解は1です。
Sharrardの分類は、二分脊椎の麻痺レベルを、働いている筋によってⅠ〜Ⅵ群に分けたものです。
Ⅳ群は第5腰髄レベルで、大腿四頭筋・中殿筋・前脛骨筋などが働きます。
足関節底屈筋群(下腿三頭筋)は弱いものの、装具を工夫すれば杖なしで実用的に歩けるレベルです。
【選択肢別解説】
1:○ Ⅳ群では膝伸展と股外転の筋力が保たれ、足部の支持性の不足が主な問題です。
靴型装具(または短下肢装具)で足部を安定させれば、独歩が可能です。
2:× 長下肢装具は、大腿四頭筋が弱く膝の支持性がないⅢ群以上の高位麻痺で用います。
Ⅳ群では膝の固定は不要です。
3:× 短下肢装具とロフストランド杖の併用は、より麻痺レベルが高いⅢ群の歩行に用いられる方法です。
Ⅳ群では杖なしで歩けることが多いです。
4:× 長下肢装具とロフストランド杖の併用は、膝の支持性が不十分なⅢ群以上で用いる方法です。
5:× 骨盤帯付き長下肢装具とPCW(postural control walker)の併用は、股関節周囲筋も働かないⅠ〜Ⅱ群の高位麻痺で用いる方法です。
【ポイント】
Sharrardの分類は、Ⅰ群が胸髄、Ⅱ群がL1〜L2、Ⅲ群がL3〜L4、Ⅳ群がL5、Ⅴ群がS1〜S2、Ⅵ群がS3以下で、麻痺がほぼありません。
麻痺レベルが低いほど、装具は短く、補助具は少なくて済みます。