正答1
解説
正解は1です。
図の乳児は、座ったまま殿部を床の上で滑らせて前へ進んでいます。
これをシャフリング(いざり移動)といい、こうした児はシャフリングベビーと呼ばれます。
腹臥位や下肢で体重を支えることを嫌い、四つ這いをせず、歩き始めが遅れる傾向があります。
【選択肢別解説】
1:○ 足底を床につけた椅子座位では、足底から体重を受ける感覚を経験できます。
座位から立位への移行の準備にもなるため、最も適切です。
2:× 起き上がりは背臥位から座位になる動作です。
シャフリング児はすでに座位で移動しており、促す課題として優先度は低いです。
3:× 寝返りは座位の獲得より前の段階の運動です。
すでに座位で移動している児に促す課題ではありません。
4:× 背臥位は抗重力活動が少ない姿勢です。
下肢で体重を支える経験にはつながりません。
5:× 腹這いは腹臥位での移動です。
シャフリング児は腹臥位を嫌うことが多く、無理に促しても適切な課題になりません。
【ポイント】
シャフリングベビーは下肢への荷重を嫌う傾向があり、独歩の開始が遅れますが、多くはその後に歩行を獲得します。
足底からの荷重経験を増やすことが、立位と歩行の準備になります。