正解を2つ選んでください。
正答1・3
解説
正解は1と3です。
長期の安静臥床は、筋骨格系だけでなく、循環器、呼吸器、精神機能など全身に影響を及ぼします(廃用症候群)。
高齢者では短期間の臥床でも影響が出やすく、回復にも時間がかかります。
【選択肢別解説】
1:○ 臥床で刺激の少ない生活が続くと、意欲の低下や見当識障害、記銘力の低下などの認知機能の低下が起こります。
2:× 臥床では胸郭の動きが小さくなり呼吸筋も弱るため、1回換気量は減少します。
3:○ 臥位になると下肢の血液が心臓に戻って体液量が多いと判断され、尿量が増えて循環血液量が減少します。
起立性低血圧の原因にもなります。
4:× 臥位では腹部の臓器が横隔膜を押し上げ、胸郭の動きも制限されるため、予備呼気量は減少します。
5:× 循環血液量の減少で1回拍出量が減るため、それを補うように安静時心拍数は増加します。
【ポイント】
廃用症候群には、筋萎縮、関節拘縮、骨萎縮、起立性低血圧、心肺機能の低下、深部静脈血栓症、褥瘡、認知機能の低下などがあります。
予防には、できるだけ早く座位や立位をとらせる早期離床が最も重要です。