正解を2つ選んでください。
正答1・2
解説
正解は1と2です。
膝関節内反変形(O脚)のある変形性膝関節症では、荷重時に膝の内側に負担が集中します。
立脚相に膝が外側へ動揺し、それを減らすための体幹の代償動作が現れるのが特徴です。
【選択肢別解説】
1:○ 外側スラストは、立脚初期に荷重がかかると膝関節が外側へ急に動揺する現象です。
内反変形と外側の支持組織の緩みにより生じ、内側型の変形性膝関節症に特徴的です。
2:○ 立脚側へ体幹を傾けると、重心線が膝関節の中心に近づき、膝を内反させる力(内反モーメント)が減ります。
疼痛を減らすための代償として現れます。
3:× 変形性膝関節症では膝関節の屈曲拘縮を伴いやすく、立脚相でも膝が伸びきらない歩行になります。
反張膝は特徴的ではありません。
4:× 分回し歩行は、遊脚肢の振り出しが困難な片麻痺などでみられる歩行です。
変形性膝関節症の特徴ではありません。
5:× 遊脚側の骨盤が下がるのは、立脚側の中殿筋の筋力低下によるTrendelenburg徴候です。
内反変形の膝関節症に特徴的な所見ではありません。
【ポイント】
内側型変形性膝関節症では、外側スラストを抑えるために外側ウェッジの足底板や膝装具を用います。
体幹の立脚側への傾斜は、膝の内反モーメントを減らすための代償動作と理解しておきます。