正答1
解説
正解は1です。
問111と同じ図で、肘のロッキングを使って長座位まで起き上がる動作から、Zancolli分類C6BⅡと推測されます。
C6BⅡは、手関節背屈筋(長・短橈側手根伸筋)に加えて円回内筋が働くレベルです。
【選択肢別解説】
1:○ 円回内筋は主にC6〜C7髄節の支配で、Zancolli分類ではC6BⅡから働くとされる筋です。
本症例のレベルでは機能していると推測できます。
2:× 深指屈筋はC8〜T1髄節の支配で、指を屈曲させる筋です。
C6Bレベルでは働きません。
3:× 上腕三頭筋は主にC7髄節の支配です。
働いていれば肘を能動的に伸展できますが、本症例は肘のロッキングで代償しており、機能していないと考えます。
4:× 長母指伸筋は主にC7〜C8髄節の支配で、Zancolli分類ではC7以下で働く筋です。
C6BⅡでは働きません。
5:× 尺側手根伸筋は主にC7〜C8髄節の支配で、C7Aレベル以下で働く筋です。
C6BⅡでは働きません。
【ポイント】
Zancolli分類は、C5(肘屈曲)、C6(手関節背屈)、C7(指伸展)、C8(指屈曲)の順に、働く筋で上肢機能を分類します。
上腕三頭筋の有無は、起き上がりやプッシュアップの方法を大きく左右します。