正答1
解説
本問は採点除外(公式で1と3のどちらも正解とされた問題)です。
超音波療法の照射条件と、超音波の物理的性質を問う問題です。
正しいものを1つ選ぶ設問ですが、選択肢1と3はどちらも正しい内容です。
そのため厚生労働省は、1と3のどちらを選んでも正解として扱いました。
【選択肢別解説】
1:○ 超音波療法の強度は、一般に0.5〜2.5W/cm²の範囲が推奨されます。
強すぎると骨膜の痛みや組織の損傷を起こすおそれがあります。
2:× 周波数が高いほど組織での吸収が大きくなり、透過深度は浅くなります。
ただし減衰の程度は組織によって異なり、透過深度が周波数に単純に反比例するとはされていません。
1MHzは深部、3MHzは浅部の治療に用いると整理します。
3:○ 導子(振動子)が小さいほど、照射される超音波のビームは広がりやすく(拡散しやすく)なります。
導子が大きいほど、ビームは広がらずにまっすぐ進みます。
4:× ビーム不均等率(BNR)が高いと、局所的に強い部分(ホットスポット)ができやすくなります。
熱が1か所に集中しないよう、導子をゆっくりではなく、止めずにやや速めに動かします。
5:× 温熱効果を目的とする場合は、照射時間率100%の連続波を用います。
照射時間率の低いパルス波は、熱の発生を抑えた非温熱効果を目的とするときに用います。
【ポイント】
周波数が高いほど浅くまでしか届かず、導子が小さいほどビームが広がる、と整理します。
温熱目的は連続波(照射時間率100%)、非温熱目的はパルス波です。