正答1
解説
正解は1です。
アテトーゼ型脳性麻痺では、筋緊張が絶えず変動し、姿勢反射の統合が遅れて原始反射が残存しやすくなります。
特に体幹や頸部の姿勢に関わる反射が残り、姿勢保持や上肢の操作を妨げます。
【選択肢別解説】
1:○ Galant反射は、腹臥位で脊柱の脇の皮膚をこすると、刺激側へ体幹が側屈する反射です。
通常は生後数か月で消失しますが、アテトーゼ型では残存しやすく、体幹の非対称な動きにつながります。
2:× 吸啜反射は、口に入ったものを吸う反射で、生後数か月で随意的な吸啜に置き換わります。
アテトーゼ型に特徴的に残存する反射とはされていません。
3:× 自動歩行は、新生児を立たせると下肢を交互に踏み出す反射で、生後1〜2か月で消失します。
アテトーゼ型で残存しやすい反射ではありません。
4:× 手掌把握反射は、手のひらを圧迫すると指を握り込む反射で、生後数か月で消失します。
アテトーゼ型に特徴的な残存反射ではありません。
5:× 探索反射は、口の周りに触れると刺激の方へ顔を向ける反射で、生後数か月で消失します。
アテトーゼ型に特徴的な残存反射ではありません。
【ポイント】
アテトーゼ型では、非対称性緊張性頸反射(ATNR)やGalant反射など、姿勢に関わる原始反射の残存が問題になります。
不随意運動と筋緊張の変動により、正中位での姿勢保持が難しいのが特徴です。