正答3
解説
正解は3です。
T字杖の長さを決める際の標準的な方法を問う問題です。
立位で杖先を足先の前方15cm、外側15cmに置き、そのときに肘関節が約30度屈曲位(肘の角度でいえば約150度)になる長さに合わせます。
図のaは足先から前方と外側への距離、bは上腕と前腕がなす肘の角度を示しています。
【選択肢別解説】
1:× 杖先の位置20cmは基準より遠く、肘の角度100度では肘が約80度屈曲しており曲がり過ぎです。
体重を支えにくく、組合せとして誤りです。
2:× 杖先の位置15cmは正しいですが、肘の角度100度では肘が約80度屈曲しており曲がり過ぎです。
杖が長過ぎることになり、誤りです。
3:○ 杖先を前方と外側に15cmずつの位置に置き、肘の角度が約150度(約30度屈曲)となる組合せです。
体重を効率よく杖に伝えられる標準的な設定です。
4:× 肘の角度150度は正しいですが、杖先の位置5cmでは足に近過ぎます。
支持基底面が十分に広がらず、組合せとして誤りです。
5:× 杖先の位置5cmは近過ぎ、肘の角度180度は肘が完全に伸びた状態で、杖が短過ぎることを示します。
組合せとして誤りです。
【ポイント】
杖の長さは「足先の前外側15cm・肘30度屈曲」のほか、「大転子の高さ」や「身長の半分+2〜3cm」も目安になります。
本症例は身長165cmなので、杖の長さはおよそ85cm前後が目安です。