正答1
解説
正解は1です。
脳卒中機能評価法(SIAS:stroke impairment assessment set)は、脳卒中の機能障害を総合的に評価する方法です。
麻痺側運動機能は、上肢近位・上肢遠位・下肢近位(股・膝)・下肢遠位の5項目を0〜5点で評価します。
上肢近位の膝・口テストでは、2点は「肩・肘の共同運動はあるが、手部が口に届かない」状態です。
【選択肢別解説】
1:○ 図1は座位で手を膝から挙上する膝・口テストで、手部が胸の高さまでしか上がらず口に届いていません。
肩と肘の共同運動はあるが口に届かない状態なので、2点に相当します。
2:× 図2は手指テストで、母指から小指まで1本ずつ屈曲させています。
指ごとの分離した屈曲が行えている状態であり、2点の水準ではありません。
3:× 図3は股屈曲テストで、座位から股関節を十分に屈曲し、足部が床から大きく離れています。
課題を遂行できており、3点以上に相当します。
4:× 図4は膝伸展テストで、座位から膝関節を完全伸展位まで伸ばせています。
課題を遂行できており、3点以上に相当します。
5:× 図5は足パット・テストで、踵を床に着けたまま足関節を背屈し、前足部を十分に持ち上げています。
課題を遂行できており、3点以上に相当します。
【ポイント】
SIASの運動機能は、課題ができれば3点以上(ぎこちなさの程度で3〜5点)、できなければ0〜2点です。
膝・口テストは「乳頭まで届かない1点、口まで届かない2点」と目安を押さえましょう。