正答2
解説
正解は2です。
脊髄小脳変性症の失調性歩行に合う歩行補助具を選ぶ問題です。
伝い歩きが中心で方向転換時に不安定な状態は、体幹や下肢の協調性が低下し、広い支持基底面と連続した支えが必要な段階です。
【選択肢別解説】
1:× T字杖は支持基底面が狭く、体重を十分に支えられません。
伝い歩きが主体の失調症状には不十分です。
2:○ 歩行車(キャスター付き歩行器)が適切です。
前方と左右を囲む広い支持基底面があり、持ち上げずに押して進めるため、方向転換時も支えを保ったまま歩けます。
3:× 交互型歩行器は、左右のフレームを交互に前へ出して進む歩行器です。
片側ずつ持ち上げて操作するため、協調性が低下した患者には難しく、不安定になります。
4:× ウォーカーケインは、杖と歩行器の中間的な補助具です。
片手で使うため支えが不十分で、方向転換時の不安定さを補えません。
5:× ロフストランド杖は前腕で支える杖で、下肢の筋力低下などに用います。
支持基底面が狭く、失調による体の揺れを抑えるには不十分です。
【ポイント】
失調症状では、重りを付けた歩行車や、抵抗を加えて動きをゆっくりにする工夫も用いられます。
歩行器を持ち上げて操作する必要がある固定型や交互型は、失調症状には向きません。