正解を2つ選んでください。
正答3・5
解説
正解は3と5です。
心臓リハビリテーションで運動療法を行ってはいけない状態(禁忌)を問う問題です。
運動で病態が悪化したり、致死的な事故が起こりうる状態が禁忌に当たります。
【選択肢別解説】
1:× 安定狭心症は運動療法の適応です。
症状が出る強度より低い運動を処方することで、運動耐容能が改善します。
2:× 代償性心不全(症状が安定した慢性心不全)は運動療法の適応です。
運動療法は運動耐容能と生活の質を改善します。
3:○ 活動性の心筋炎は禁忌です。
心筋に炎症が続いている時期に運動すると、心筋の障害や致死的不整脈を招くおそれがあります。
4:× Ⅰ度房室ブロックはPQ時間が延びるだけで、心房の興奮はすべて心室へ伝わります。
運動療法の禁忌ではありません。
5:○ コントロールされていない不整脈は禁忌です。
運動で交感神経が高まると不整脈が悪化し、血行動態の破綻や突然死につながる危険があります。
【ポイント】
運動療法の絶対的禁忌には、不安定狭心症、急性心筋炎・心膜炎、重症の大動脈弁狭窄症、コントロールされていない不整脈や心不全などがあります。
安定した慢性心不全は、現在では運動療法のよい適応です。