正答4
解説
正解は4です。
平衡機能障害を原因別(前庭性・小脳性・後索性)に見分ける問題です。
前庭は内耳にあり、聴覚を担う蝸牛と隣り合っています。
【選択肢別解説】
1:× 眼振は前庭性でも小脳性でも出現します。
前庭性に特有の所見とはいえません。
2:× 構音障害は小脳性に特徴的な所見です。
とぎれとぎれで抑揚の乱れた断綴性言語がみられます。
3:× 深部感覚障害は後索性に特徴的な所見です。
関節の位置覚や振動覚が低下し、足元を見ないと歩きにくくなります。
4:○ 耳鳴りは前庭性に最も関連する所見です。
前庭と蝸牛はともに内耳にあるため、Meniere病などの内耳障害では耳鳴りや難聴を伴います。
5:× Romberg試験陽性は、後索性で特に顕著です。
閉眼すると視覚による代償がなくなり、ふらつきが著明に増えます。
小脳性では開眼でもふらつき、閉眼で大きくは変わりません。
【ポイント】
後索性はRomberg試験陽性、小脳性は構音障害や測定障害、前庭性は回転性めまいや耳鳴りと対応させます。
前庭性の障害でもRomberg試験は陽性になり得ますが、閉眼で患側へ倒れる傾向がみられます。