正答4
解説
正解は4です。
Strümpell現象は、股関節の屈曲に抵抗を加えると、足関節の背屈と内がえしが不随意に起こる現象です。
前脛骨筋が収縮するため、前脛骨筋現象とも呼ばれ、片麻痺でみられる連合反応・共同運動の一種です。
【選択肢別解説】
1:× 股関節外旋は、屈曲共同運動の要素ではありますが、Strümpell現象として観察される動きではありません。
Strümpell現象は足関節にあらわれる反応です。
2:× 膝関節屈曲は、股関節屈曲と同時に起こる屈曲共同運動の要素です。
Strümpell現象として観察される動きではありません。
3:× 膝関節伸展は伸展共同運動の要素で、股関節屈曲に抵抗をかけたときには起こりません。
Strümpell現象として観察される動きではありません。
4:○ 股関節屈曲に抵抗をかけると、前脛骨筋が収縮して足関節が背屈します。
随意的な背屈が困難な片麻痺患者で、遊脚期のつま先離れを促す練習に利用できます。
5:× 足関節底屈は、伸展共同運動の要素です。
股関節屈曲への抵抗ではなく、股関節伸展を伴う運動で出現しやすい動きです。
【ポイント】
Strümpell現象(前脛骨筋現象)は「股関節屈曲への抵抗で足関節背屈が起こる」と覚えます。
遊脚期の足関節背屈の促通に利用できます。